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第25回型枠工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

沖縄市を拠点に沖縄県内で型枠解体工事を行っている

尚愛興業、更新担当の富山です。

 

 

 

 

型枠大工のキャリアと育成 ️

― 技をつなぎ、現場を未来へ残す仕事 ―

 

 

 

型枠工事は、コンクリート構造物の「形」を決める仕事です。
建物の強度・精度・美しさ、そのすべての土台をつくるのが型枠大工。
そしてこの仕事は、**一朝一夕では身につかない“積み重ねの技術”**によって成り立っています。

だからこそ、型枠業界では昔から
「人を育てること=現場を守ること」
という考えが大切にされてきました。


型枠大工のキャリアは「段階制」

 

型枠大工の成長は、明確なステップを踏んで進みます。

初期段階:現場を知る

 

  • 資材の名前を覚える

  • 図面を見る癖をつける

  • 安全ルールを体に染み込ませる

この段階では、
「できなくて当たり前」
重要なのは、現場の流れを理解することです。


中堅段階:任される仕事が増える

 

  • 墨出し補助

  • パネル組立

  • 支保工の理解

ここから徐々に、
「指示される側」→「考えて動く側」へ変わっていきます


熟練段階:現場を組み立てる立場へ

 

  • 図面を見て納まりを判断

  • 他職種との段取り調整

  • 若手への指導

 

このレベルになると、
型枠は「作業」ではなく
“構造を読む仕事”
へと変わります。


「見て学ぶ」だけでは足りない時代へ

 

型枠業界は長く
「背中を見て覚えろ」
「失敗して覚えろ」
という文化で成り立ってきました。

しかし近年では、

  • 作業の高度化

  • 安全基準の厳格化

  • 人材不足

を背景に、体系的な育成が求められています


教育カリキュラムの進化

 

現在の型枠現場では、

  • 作業手順のマニュアル化

  • 図面読解の座学

  • 安全教育の定期実施

など、「教える仕組み」が整いつつあります。

これにより、
✔ 理解が早くなる
✔ 事故が減る
✔ 成長スピードが安定する

という好循環が生まれています。


ベテランの役割は「技を言語化すること」

 

熟練の型枠大工ほど、
感覚で仕事をしています。

  • なぜここでこの厚みか

  • なぜこの順番なのか

  • なぜこの納まりが正解なのか

それを言葉にして伝えることが、
今の育成ではとても重要です️


️ キャリアが続く型枠工事の魅力

 

型枠大工のキャリアは、

  • 年齢を重ねるほど価値が増す

  • 経験がそのまま武器になる

  • 判断力が評価される

という特徴があります。

体力だけでなく、
「頭と経験で勝負できる職種」
それが型枠大工です。


【まとめ】

 

型枠大工の育成とは、

  • 技術を教えること

  • 経験を共有すること

  • 未来の現場を守ること

そのすべてを含んでいます。

型枠は消える仕事ではありません。


人が育つ限り、技は残り続ける。
それが型枠工事という世界です✨

 

 

 

次回もお楽しみに!

尚愛興業は沖縄市を拠点に沖縄県内で型枠解体工事を行っております。

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